「中国3000家族富豪ランキング」発表!ベンチャー企業市場の創設で億万長者続出―中国誌

Record China    2010年7月28日(水) 13時48分

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26日、中国の経済誌は、2010年版「中国3000家族富豪ランキング」を発表した。今回の最大の特徴は、深セン証券取引所に昨年開設したベンチャー企業市場「創業板」の影響でIPOによる億万長者が続出したことだという。写真は海普瑞薬業の社屋。

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2010年7月26日、財産管理に関して中国で最も影響力を持つ経済誌「理財週報」は、2010年版「中国3000家族富豪ランキング」を発表した。それによると、今回の最大の特徴は、深セン証券取引所に昨年開設したベンチャー企業市場「創業板」の影響でIPO(新規株式公開)による億万長者が続出したことだという。

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今回で3回目となる「中国3000家族富豪ランキング」の集計に当たり、同誌は1万6016家族、総財産2兆4464億元(約31兆8032億円)を対象に調査を行った。その結果、1億元(約13億円)を超える財産を所有する家族は2127家族、所有財産1000万元(約1億3000万円)を超えるのは7233家族存在することが明らかになった。

今年の富豪家族の第1位は、抗凝固薬の1つであるヘパリンの原料剤を生産し、ノバルティスやサノフィ・アベンティスなどの世界的な製薬企業を取り引き先に持つ生物・医薬企業「海普瑞」の会長・李●(リー・リー/●=金偏に「里」)氏、同社の副社長・李坦(リー・タン)氏一家で、総資産は355億元(約4615億円)。第2位は食品・飲料企業「中国旺旺」の蔡衍明(ツァイ・イエンミン)氏一家で350億元(約4550億円)、第3位は中国の自主ブランド自動車「比亜迪BYD)」の王傅福(ワン・チュアンフー)氏一家で300億元(約3900億円)だった。

一方、09年の第1位だった中国最大手アルミ型材メーカー「中国忠旺」の劉忠田(リウ・ジョンティエン)氏一家は今年は16位、08年の1位だった不動産開発会社「碧桂園」の楊恵妍(ヤン・ホイイエン)氏一家は15位へと順位を下げるなど、これまでランキングで上位を占めていた不動産やエネルギー関連業種に替わって、情報技術、生物・医薬、金融サービス業関連業の上位進出が目立った。

今回のランキングの最大の特徴は、深セン証券取引所に09年10月に開設したベンチャー企業市場「創業板」の影響でIPO(新規株式公開)による億万長者が続出したことで、IPOによって1億元を超える資産を獲得した富豪は557人を数えた。

また、業界別では、機械設備関係の創業者が富豪となったケースが最も多く、平均の所有財産額が最も多かった業界は生物・医薬業界だった。(翻訳・編集/HA)

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