Record China 2010年7月29日(木) 23時17分
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26日、米華字紙・僑報週末はこのほど、中国本土の不動産価格上昇が米国在住華人に与えた影響について報じた。思わぬ財産が転がり込むこともあれば、遺産をめぐって骨肉の争いになることも少なくないという。写真は南京市のマンション広告。
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2010年7月、米華字紙・僑報週末は、中国本土の不動産価格上昇が米国在住華人に与えた影響について報じた。26日、中国新聞網が伝えた。
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米国に移民した中国人の中にも、故郷に不動産を持っている人は少なくない。残してきた不動産の価値があがり、いつのまにか一財産ができていたという話もあるようだ。カリフォルニア州で左官業を営む王さんもその一人。上海に家を持っていたが、なんと万博会場の近くという好立地から価格が急騰。2LDKの家が200万元(約2560万円)もの値がついたという。米国の不動産価格がまだ低迷していることもあり、米国にわが家を持つことができた。
一方で不動産価格上昇が思わぬ悲劇を招いた人もいる。1992年に米国に移民した鄭さんは今、父親が残したマンションをめぐって兄弟と骨肉の争いを繰り広げている。7階にあるマンションは80歳を越えた母には不便なため買い換えを検討しているが、弟は母の死後の遺産分与について、兄に権利を放棄するよう求めてきた。条件として補償金10万元(約128万円)を支払うと言っているが、とても不動産の価値には見合わない。鄭さんは告訴も考えたが、高齢の母を出廷させることは忍びないと断念した。
不動産価格高騰に伴い、財産分与に関する訴訟が増えているという。ロサンゼルスの楊良柱(ヤン・リアンジュー)弁護士は、たとえ家族であっても最初にしっかりと遺産分与の取り決めをして、正規の交渉をしておくことが肝心だとアドバイスしている。米国に移民した場合、中国に戻って訴訟を起こすのは大変な上に費用もかさむ。なにより家族の絆も失われてしまうと忠告した。(翻訳・編集/KT)
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