遅れた中国の物流、肉も魚も常温で輸送=果物だけで被害は1兆円超―中国メディア

Record China    2010年7月30日(金) 23時52分

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28日、中国新聞網は記事「中国の農作物、深刻な流通での損害=野菜・果物類の損失は年1000億元超」を掲載した。野菜果物類では全体の20〜30%が輸送中に腐敗してしまう。写真は上海市の生鮮市場。

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2010年7月28日、中国新聞網は記事「中国の農作物、深刻な流通での損害=野菜・果物類の損失は年1000億元超」を掲載した。

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28日、中国国家発展改革委員会は、肉類・水産物・野菜果物類など生鮮食品の流通段階における腐敗損害率がきわめて高いと発表した。肉類で12%、水産物で15%、野菜果物類では20〜30%が腐敗してしまうという。野菜果物類に限っても年間の損害額は1000億元(約1兆2900億円)以上に達する。こうした状況を改善するべく、5年間をかけて冷蔵・冷凍輸送ネットワークの構築を進めるという。

欧米や日本などの先進国では食肉ではほぼ100%、野菜果物類では95%以上が冷蔵・冷凍輸送されている。しかし中国では生鮮食品の大部分は常温輸送。政府は2015年までに高効率、大規模、近代的な地域間冷蔵冷凍物流センターを構築。国際的競争力を有した中核企業に育て上げる計画だ。冷蔵・冷凍輸送ネットワークが完成すれば、食品の腐敗損害率を低下させるのみならず、中国食品の国際的な競争力向上につながり輸出増も期待できるという。(翻訳・編集/KT)

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