2010年7月28日、中国新聞社によると、中国商務部の陳徳銘（チェン・ダーミン）部長が先ごろ英紙フィナンシャル・タイムズに発表した論文の中で、中国国内の市場規模が2010年に2兆ドルを超え、中国の輸出総額を遙かに上回るものになると予測した。

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陳部長は発表した文章で、中国政府は08年末に4兆元（約51兆7000億円）経済刺激政策を行うなど、1年以上にわたって国内の消費拡大に尽力するとともに、海外からの投資を積極的に受け入れることで世界経済の復興に努めてきたとした。結果、米GMや独シーメンスなど海外の多くの企業が金融危機の中でも中国市場で新たな成長を遂げるに至ったと指摘。

97年より4回にわたって修正されている「外商投資産業指導目録」は今年、「国内外企業にかかわらず、中国においてはすべての企業が同様の待遇を享受する」とうたった。09年、世界全体における外国直接投資額は40％減となったが、対中投資に関しては2．6％減にとどまっていることも、陳部長が「中国が今後さらに開放を進め、中国の市場は絶えず海外へ門戸を開く」と主張する大きな後ろ盾となっているだろう。なお、陳部長によると、サービス業とアウトソーシング業が最も外資企業による投資に向いている業界だという。（翻訳・編集/岡田）