四川大地震被災地の再建プロジェクトで多数の「おから工程」確認―中国

Record China    2010年8月1日(日) 10時21分

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7月30日、中国監査署ウェブサイトは四川大地震被災地再建の追跡審査結果を発表した。高速道路の路面が建設わずか6か月で剥離しているなど、一部建設プロジェクトに問題が確認された。写真は昨年5月、被災から1年、復旧した四川省の高速道路。

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2010年7月30日、中国監査署ウェブサイトは四川大地震被災地再建の追跡審査結果を発表した。高速道路の路面が建設わずか6か月で剥離、隆起しているなど、一部建設プロジェクトに問題が確認された。31日付で中国経済網が伝えた。

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2008年5月12日、四川大地震が起き、6万人を超える犠牲者を出した。被害拡大の要因となったのは「おから工程」と呼ばれる手抜き工事。中国政府は2010年4月末までに再建を基本的に完成させると宣言、急ピッチで作業を進めてきたが、再建工事でもやはり「おから工程」が確認された。

四川省省道105号線では地質調査が不正確。軟弱な地盤は304メートルと報告されたが、実際は7046メートルと20倍以上もの違いとなった。茂県では15校19か所の建設が進められているが、契約では管理スタッフ151人が常駐することが定められている。しかし実際には137人しかおらず、またそのうち23人は資格を持っていなかった。

再建プロジェクトで品質、管理、環境などさまざまな問題が存在することが明らかになった。当局は現在、各地方管轄部門に問題点の改善を求めているという。(翻訳・編集/KT)

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