<中国気になる話>工場跡地の爆発事故、原因は「不注意」だった―江蘇省南京市

Record China    2010年8月5日(木) 14時28分

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2010年8月4日、レコードチャイナのライターによるブログ「Kinbricks now」は、7月28日の南京市プラスチック工場跡地の爆発事故について取り上げた。写真は爆発事故で被害を受けた付近の商店など。

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2010年8月4日、レコードチャイナのライターによるブログ「Kinbricks now」は、7月28日の南京市プラスチック工場跡地の爆発事故について取り上げた。

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2010年7月28日、南京市のプラスチック工場跡地で爆発事故が発生した。13人が死亡、120人が入院する惨事となった。その強い衝撃に周囲の住民は地震と間違えたほど。半径2キロにある数千戸の窓ガラスが破損したほか、住宅の外壁が破損した家もあった。

8月2日付財新網は、国務院安全生産委員会弁公室による事故原因発表を報じた。爆発が起きたのは元南京プラスチック第四工場の跡地。2005年に操業は中止されている。商業開発が決まり、整地作業が進められていたという。28日午前9時半、地下に埋まった鋼材を発掘作業中、ある作業員がプロピレンのパイプを壊し、大量の液体プロピレンが流出した。10時11分には漏れ出したプロピレンが付近のレストランから引火、爆発した。以上の経緯を受け、国務院安全生産委員会弁公室は「作業員の不注意な作業が爆発事故の原因だった」と結論づけている。

また4日付東方早報によると、南京市政府は事故で被害を受けた周囲の住民らに計3000万元(約3億8000万円)の補償金支払いを決めた。事故により住宅が損傷・倒壊した4300戸に支払われるほか、生活に支障がでた2700戸に計160万元(約2030万円)の生活補助を支給したという。死者及び負傷者に対しても法定基準に従って補償金が支払われる。障害が残る重傷者については、障害の等級に応じて医療保険、養老年金が支払われる。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks now」「21世紀中国ニュース」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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