中国の「人口ボーナス」はまだ枯渇していない!輸出主体経済の維持は可能―経済学者

Record China    2010年8月5日(木) 7時52分

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2010年8月3日、羊城晩報は記事「樊綱氏語る:中国の『人口ボーナス』はまだ2、3割残されている」を掲載した。中国の工業労働力人口の増加は今後も継続し、輸出主体の現行成長モデルはなお持続可能だという。写真は今年7月、浙江省の田植え。

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2010年8月3日、羊城晩報は記事「樊綱氏語る:中国の『人口ボーナス』はまだ2、3割残されている」を掲載した。以下はその抄訳。

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急成長を続ける中国経済。その要因の一つが労働人口の増加がGDPを押し上げる「人口ボーナス」にあった。しかし一人っ子政策開始から30年以上が過ぎ、労働人口の増加は減速。「人口ボーナス」はほぼなくなったとの見方が相次いで提出されている。

先日、寧波市で行われた寧波港湾文化節フォーラムで、著名経済学者である国民経済研究所の樊綱(ファン・ガン)所長は、中国にはまだ2、3割の「人口ボーナス」の余地があると発言した。

他国の経験では工業化が基本的に完成した時点で、農業を主要な収入源とする労働力は全体の10%にまで減少する。現在の中国では20〜30%の労働力が農業に従事していると見られ、これらの人々が工業労働力に移転することでなお「人口ボーナス」は継続すると見られる。

そのため中国経済は現行の成長モデルをなお数年間継続することが可能だと樊所長は分析した。ただし貿易の主要相手国は欧米から新興国へと移ると見ている。(翻訳・編集/KT)

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