ネオ・ナチズムを唱える組織が増加、在住中国人を敵視―モンゴル

Record China    2010年8月7日(土) 9時3分

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4日、台湾紙・聯合報は英紙・ガーディアンの報道を引用し、モンゴルで近年、ネオ・ナチズムを唱える民族主義団体が複数設立され、外国人を敵視する事件が増加していると報じた。資料写真。

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2010年8月4日、台湾紙・聯合報は英紙・ガーディアンの報道を引用し、モンゴルで近年、ネオ・ナチズムを唱える民族主義団体が複数設立され、外国人を敵視する事件が増加していると報じた。彼らの標的は主に現地在住の中国人で、中国人と性的関係を持ったモンゴル人女性も攻撃の対象にしているという。中国新聞社が伝えた。

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モンゴルでネオ・ナチズムを標榜する組織の一つである「Tsagaan Khass(白いハーケンクロイツ)」の創設者の1人は「ヒトラーを尊敬している。彼はナショナル・アイデンティティを保持すべきことを教えてくれた」と語る。

同組織は、「ハーケンクロイツ(かぎ十字)は古代アジアの記号である」と称しナチスの思想に傾倒、人種的相違による優越性を唱えている。特にに反中を掲げる民族主義組織であり、メンバーの1人は「われわれは民族的純血を守らなければならない。中国人と一旦混血になってしまったら、彼らはじわじわとわれわれを飲み込んでしまうからだ」と語る。リーダーの1人は「我らは法の執行組織である」とうそぶいている。

また、類似組織の「Dayar Mongol(全モンゴル)」は、中国人と性的関係を持ったモンゴル女性の頭髪を剃り、丸坊主にすると脅しているという。前出のTsagaan Khassも「ホテルやレストランを巡回し、外国人相手のモンゴル女性による売春や外国人の違法行為をチェックしている」と話す。

ただし現段階では、ネオ・ナチズムを唱える新興組織は民衆の幅広い支持を得ておらず、若者がグローバリズムに接する機会が増加するにつれ、強硬な民族主義は徐々に衰退していくとみられている。(翻訳・編集/HA)

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