“独女”増加の原因、通説の「女性の方が多いから」は間違い―香港

Record China    2010年8月7日(土) 7時20分

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4日、香港では結婚できない女性が増加しているが、通説で「その原因は女性の方が数が多いからだ」とされている。しかし、それは事実ではないと香港紙が指摘した。写真は香港。

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2010年8月4日、香港商報は「香港の女性が結婚できないのは、女性の方が多いからではない」と題した記事を掲載した。近年、香港では結婚できない“独女”が増加しているが、通説で「その原因は女性の方が数が多いからだ」とされている。しかし、実際にはそうではないという。

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7月29日、香港政府統計処による「香港人口推算2010-2039」が発表されると、メディアは「男性よりも女性の方が多い」「女性10人に対して男性はわずか8人」などと、結婚できない女性が今後さらに増える見込みだと報じた。

しかし、香港商報の記事は「実際には結婚適齢期の人口は男性の方が多い」と指摘。さらに、先ごろ発表された「香港の女性と男性の主要統計データ(2010年版)」でもやはり2009年の時点では女性の方が男性よりも多いということは事実ではないことが明らかになっている。

「香港人口推算2010-2039」では人口性別比(女性1000人に対する男性の数)は2009年の955から2039年には804になるとされているものの、これは結婚適齢期の男女のみを対象にしたものではなく、既婚者や児童、高齢者も含まれており、また結婚適齢期男女の年齢ごとの人口と未婚率・既婚率を考慮すると、女性よりも男性のほうが結婚しにくくなる可能性があるとし、各メディアとも数字の錯覚と誤解に踊らされているにすぎないと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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