住民が飲尿療法に励む「喝尿村」―陜西省西安市

Record China    2006年12月15日(金) 2時12分

拡大

健康と病気治療のために、自らの尿を飲む人々が住む村があるという。ネット利用者やマスコミによって「喝尿村」と呼ばれるその話題の村を、レコードチャイナが訪れて住民に話を聞いた。

(1 / 8 枚)

2006年12月15日、近ごろ陜西(せんせい)省西安(せいあん)市の東郊にある霧庄(ウージュアン)村に、体を健康に保ち、病気を治すために尿を飲む人々がいるという。飲尿する人の数が増えるにしたがい、この村はマスコミやネット利用者により「喝尿村」と呼ばれるようになった。

その他の写真

村人がなぜ尿を飲むようになったのか、その原因となった出来事は1938年にさかのぼる。当時ここに住んでいたある青年が、突然目の病気にかかり物がはっきり見えなくなった。そこで終南山蓮花洞の雲松と言う道士に診てもらったところ、自分の尿を飲み、尿に両目を浸すようにと教えられた。青年の家族は信じられなかったが、ほかに良案もないので青年は教えられたとおりに尿を飲み、目を浸した。数か月後、青年の目の病は突然治り、物がはっきり見えるようになったという。それが村中に伝わり、尿を飲むことがはやり始めたそうだ。

飲尿の習慣は中華人民共和国の成立後、道教的傾向がうかがえるということで、宗教を否定した共産党により一時中止されたそうだ。しかし村人たちはおおっぴらに飲む姿こそ見せなかったが、ひそかに飲み続けていたようで、1989年以降再度飲尿療法がはやり始めた。

レコードチャイナのカメラマンが取材に訪れた村人の杜西民(ドゥーシーミン)氏は、自分の尿を豪快に飲み干した。「尿はビールと同じように、ゆっくりと飲むべきだ。他の薬といっしょに飲めば、その治療効果はもっと高くなる。もちろん飲尿療法ですべての病気が治るわけではなく、人や病気によってその効果も違ってくる。しかし一番重要なのは毎日続けることだよ」と氏は語った。彼が飲尿療法を始めてから十年余りがたつというが、彼はめったに病院に行くこともなく元気な様子であるのは、この療法の効果を示しているのかもしれない。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携