乳房ふくらむ赤ちゃんの「性早熟症」、粉ミルクが原因とは「断定できない」―中国衛生部

Record China    2010年8月11日(水) 9時2分

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10日、中国衛生部は定例記者会見を開き、一部メーカーの粉ミルクを飲んだ乳児に胸が膨らむなど「性早熟」現象が出た問題について回答した。写真は江蘇省のスーパー。青島聖元栄養食品の粉ミルク。

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2010年8月10日、中国衛生部は定例記者会見を開催した。一部メーカーの粉ミルクを飲んだ乳児に胸が膨らむなど「性早熟」現象が出た問題について、「性早熟の原因は複雑で、特定の食物、あるいは環境との因果関係は断定できない」とコメントした。中国網が伝えた。

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先日、山東省の大手乳製品メーカー「青島聖元栄養食品」製の粉ミルクを飲んだ乳児に胸が膨らむなど「性早熟」現象が出た問題が取りざたされている。湖北省の乳児3人が病院で検査を受けたところ、女性ホルモンの値が大人並の高水準だったことを判明している。

中国衛生部の●海華(デン・ハイホア/●=「登」におおざと)報道官は、性早熟問題に関する報道に注目しているとコメント。問題の粉ミルクのサンプル検査を実施しているという。一方で現時点では乳房が発達した女児が性早熟症なのかの断定もできないと指摘。世界保健機関(WHO)によると、性早熟症は真性と仮性の2種類があり、乳房の発達は最もよく見られる仮性性早熟症の症状だという。

また性早熟症の原因は複雑で、原因を究明できないことがほとんど。今回の件でも「特定の食物、あるいは環境との因果関係は断定できない」とコメントした。(翻訳・編集/KT)

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