威勢がいいのはネットだけ、本当はシャイで理性的な「中国版ネトウヨ」―香港紙

Record China    2010年8月15日(日) 14時2分

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13日、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国の「ネット愛国者」に関する記事を掲載した。過激な議論を展開する「ネット愛国者」だが、現実生活ではきわめて理性的だという。写真は今年6月、景徳鎮市で開催された「みんなで歌う愛国主義楽曲」イベント。

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2010年8月13日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国の「ネット愛国者」に関する記事を掲載した。ネット掲示板などで過激な議論を展開する「ネット愛国者」だが、現実生活ではきわめて理性的だという。

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ネット上に広がる中国のナショナリズムはチャイナウォッチャーの注目を集めてきた。その過激な発言は「中国脅威論」の証拠の一つとして採用されることもたびたびだ。しかしネットから離れた現実生活ではどうだろうか。子細に観察すれば、「中国版ネトウヨ」はバーチャルな環境でのみ過激な発言をしていることがわかる。

中国本土の世論調査はまさにネットと現実の乖離を示している。ネットアンケートでは愛国主義的な言論や回答が圧倒的な一方、街頭調査や電話調査では慎重で理性的な意見が目立つ。すなわち、現代中国のナショナリストたちは過激な面と理性的な面の双方を持ち合わせている。その大多数は内向的で、言論の自由が厳格に制限される中、ネットは感情を排出する機能を果たしており、決して政府に過激な行動を取らせる圧力としては機能していないという。(翻訳・編集/KT)

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