香港の新生児8万人中、なんと半数近くが中国本土からの妊婦による出産―香港紙

Record China    2010年8月19日(木) 9時1分

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17日、この1年間に香港で生まれた新生児の数は8万4700人だが、うち3万8600人が中国本土からの妊婦の出産によるものであることが分かった。写真は香港で出産した中国本土の妊婦。

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2010年8月17日、香港特別行政区政府統計処がこのほど発表した今年中期の人口統計によると、今年中に香港の人口は706万1000人に達し、人口は年間5万7500人増えて、増加率は0.8%と史上最高になる見込み。香港紙・文匯報が伝えた。

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注目すべきは出生人数で、昨年中期から今年中期の1年間に生まれた新生児の総数は8万4700人だが、うち3万8600人が中国本土からの妊婦の出産によるもので、全体の45.6%を占めている。昨年1年間の出生人数が8万2000人であることから、同紙は「ベビーブームの再来か?」と報道している。

香港の産婦人科医も「香港の病院で子供を産む中国本土の妊婦は増えている」と証言。とりわけ北京や上海などの大都市に住む高学歴の妊婦の出産がこの5年で倍増しているという。このため来年の3月や4月まで分娩予約でいっぱいの民間病院の産婦人科も。仁安医院産婦人科病棟では常に630人から650人がベッド待ちで、満床を理由に多くの患者が入院を断られている状況だ。香港民間病院連合会の劉国霖(アラン・ラウ)主席は「民間病院の場合、ベッド数を増やすことは難しい。中国本土の妊婦は妊娠12週で入院を希望するため、ベッド不足はさらに深刻になっている」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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