軍事企業の支援受け、無尽蔵の資金で流失文化財を買い戻す中国企業―英紙

Record China    2010年8月22日(日) 12時15分

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16日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「故郷に帰還した中国の文化財」を掲載した。中国軍事企業のバックアップを受けた回収機関が、豊富な資金によって世界中の流失文化財を買い戻している。写真は今年6月、西安市で公開された回収に成功した流失文化財、唐代の石棺。

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2010年8月16日、英紙フィナンシャル・タイムズは「故郷に帰還した中国の文化財」と題した記事を掲載した。19日付で環球時報が伝えた。

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3000年前の青銅器、隋唐の石仏など世界中から中華帝国の文化財を買い付ける。北京の保利文化芸術有限公司はそうした任務を担っている。背後にあるのは、成長著しい中国の軍事企業。莫大な資金を背景に「必要なものはすべて」入手している。

世界のオークション市場で中国人富豪は台風の目となっている。しかしそうした富豪は主に投資目的で購入しているが、保利文化芸術有限公司はあくまでコレクションにこだわっている。いささか皮肉なようにも思えるが、中国の政治指導者たちが最終的に作り上げたものは、地球上で最も優秀な文化機関なのかもしれない。(翻訳・編集/KT)

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