携帯電話の完全実名登録、9月1日より施行=2年間で5億人の情報を登録―中国

Record China    2010年8月22日(日) 9時14分

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20日、中国の携帯電話に実名制が適用され、9月から実施されることが分かった。現在利用中のユーザー5億人の情報を2年以内に登録するという。写真は中国の携帯電話ショップ。

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2010年8月20日、中国の携帯電話に実名制が適用され、今年9月から実施されることが分かった。現在利用中のユーザー5億人の情報を2年以内に登録するという。北京晩報が伝えた。

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9月1日より、長年必要性が唱えられてきた携帯電話実名制が正式に施行される。ますます悪化するスパム・ショートメールやショートメール詐欺を抑制する切り札になると期待されている。ある携帯電話キャリアの従業員は「今年初頭、中国工業情報化部は各キャリアに準備を整えるよう厳命した。すでに我が社のコンピューターシステムは実名制導入に対応している」と明かした。

携帯電話でも後払い方式の場合にはすでに実名制が導入されている。今回の新政策は主にプリペイド方式のSIMカード販売を狙い撃ちしたもの。現在、中国の携帯電話ユーザーは7億人を超えるが、うち5億人前後が実名登録不要のプリペイド方式を利用している。

9月1日からの実名制では、プリペイド方式のSIMカードの購入でも実名を登録する必要がある。プリペイド方式のSIMカードはマガジンスタンドなど各所で簡単に購入できるのが特徴。新制度導入後もそうした場所での販売は継続されるが、詳細な個人情報登録が義務づけられることになるという。また、現在利用中のユーザーについても今後、個人情報の登録を進めていく。2012年までにすべての携帯電話の実名登録が終了する見通しだ。(翻訳・編集/KT)

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