<舟曲土石流><中国気になる話>行方不明330人残したまま、救援作業打ち切り

Record China    2010年8月23日(月) 12時11分

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ブログ「Kinbricks Now」は、土石流災害に見舞われた中国の舟曲県で、救援作業が打ち切られたことを取り上げた。被災から10日以上が過ぎ遺体は激しく腐敗、掘り出せば伝染病を引き起こしかねないと判断された。写真は舟曲土石流で家族を失った人々。

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2010年8月、レコードチャイナのライターによるブログ「Kinbricks Now」は、土石流災害に見舞われた中国の舟曲県で、救援作業が打ち切られたことを取り上げた。

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甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県ではなお多くの死者が土砂の下に眠っているが、2010年8月22日、地元政府は伝染病予防を理由に救出活動と遺体を掘り出すことを禁止した。

今月8日、舟曲県では大型の土石流が発生。22日時点で1435人の死亡が確認されたほか、なお330人が行方不明となっている。23日付山西晩報によると、舟曲県政府は被害が最も深刻な三眼峪及び羅家峪で救援作業及び遺体を掘り出すことを禁止した。政府公告は、災害から10日以上が過ぎ生存者発見可能な時間ははるかに超えたこと、遺体は激しく腐敗しており掘り出せば伝染病を引き起こす可能性があることを理由としている。

また23日付南方都市報は、23日中に被災民の第二次臨時キャンプが完成する見通しと報じた。各世帯に居住用のテント2張、キッチン用のテント1張が与えられるほか、テレビ1台、調理用加熱器具及び炊事用具1セットが提供される。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「Kinbricks Now」「21世紀中国ニュース」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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