あこがれと憎しみ、米国に対する中国の矛盾した気持ち―米メディア

Record China    2010年8月25日(水) 22時18分

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17日、米ウェブニュースのハフィントン・ポストは、米国を見る中国人の態度はあこがれと憎しみという矛盾に満ちたものだと伝えた。写真は米ワシントン。

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2010年8月17日、米ウェブニュースのハフィントン・ポストは「危険な愛:中国人はアメリカをどう見ているのか」と題した記事を掲載した。20日付で環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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米国にただならぬ興味を抱いている中国人。しかしそこには矛盾した感情が渦巻いている。例えば、米国は自由だが不公平だ、米国人は裕福だが品格がない、スポーツを好むがでっぷりと太っている、個性の重要性を唱えるがわがままだ…など。米国的な個人主義をほめたたえると同時に、「危険な国」と捉えている。

1999年、ユーゴ空爆時の中国大使館誤爆事件で中国国民は爆発し、多くの人が米国に「失望」した。チャンスと理想の国アメリカが、現実は「自国の利益を守るためにはなんでもやる国」だったのか、と。中国人の目には、「世界のボス」米国はエゴイストであり、弱者の利益を踏みにじる国と映っている。

では、中国人が米国に抱く「愛憎」は、最終的に両国の衝突へとつながるのだろうか。そうは思わない。まず中国人はきわめて実務的であり、米中の経済協力が不可欠であること、現在の世界秩序の維持には米国の軍事力が必要であることをわかっている。第二に大多数の米国人は決して「反中」ではない。中国人の台頭を敬意をもって見ているのだ。

100年以上もの間、中国は米国に大してあこがれと憎しみを抱き続けてきた。しかし今、ウィンウィンの関係を築く以外に道がないことに気づいている。子孫のため、成長モデルの崩壊を避けるため、中国はこれからも矛盾した気持ちとともに米国と抱擁することになるだろう。(翻訳・編集/KT)

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