逮捕までわずか40時間、警官刺し殺した犯人を500人で捜査―遼寧省瀋陽

Record China    2006年12月18日(月) 12時16分

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市民のネックレスを奪った人物を追っていた警官・陳紀平氏が、容疑者に刺されて死亡した。この事件の解決のため、集められた500人の特別警官がすぐに犯人を発見、逮捕に至った。

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2006年12月13日の午後7時ごろ、遼寧(りょうねい)省瀋陽(しんよう)市の泰山(たいざん)派出所が、ある市民からの通報を受けた。それは「かつて自分のネックレスを盗んだ犯人を、スーパーで見かけた」というものだった。

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人民警察の陳紀平(チェンジーピン)氏は、通報した市民について素早く行動に移り、外に出た。通報人はスーパーにたどり着く前に、駅の近くを数人で歩いている容疑者を見つけた。警官の陳氏がすぐにそのうちの1人を捕まえようとしたところ、犯人は鋭いナイフを取り出し、陳さんの胸を3回刺して逃げ去った。陳さんは病院に運ばれたものの傷は深く、やがて応急処置のかいもなく殉職した。

翌14日の午前9時ごろ、警察は容疑者の一時的な住所が沈陽市の上崗子(シャンガンズー)村にあるとの手がかりを得て、同日の夜遅くこの村に向かった。やがて突き止めた住所で、マージャンをやっていた23歳の鞠冬偉(ジュードンウェイ)を逮捕。その場で尋問すると、鞠はナイフで警察官を殺したのは、22歳の赫英剛(ホーインガン)であると白状した。指揮部は早速500人余りの特別警官を集め、赫の捜査活動を行なわせた。

15日の午前11時、ついに捜査隊員は、逃げようとしていた赫英剛を捕まえた。その場で彼が持っていた折りたたみナイフを探しだし、これが動かぬ証拠となった。この事件は、最初の通報からたったの40時間で解決したそうだ。

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