2010年8月24日、北京商報によると、中国の自動車価格が10月以降に反発する可能性が出てきた。

国内の自動車専門家によると、8月に行った赤字覚悟の値下げ販促の効果で、9月は販売店の在庫圧力がある程度緩和に向かうと予想される。加えて、9月から10月にかけてはメーカーが年末の販促活動に動き出す時期に当たるため、販売店へのメーカー支援がより手厚くなるとみられ、販売店は無理な値下げを敢行する必要がなくなる。9月と10月は中秋節や国慶節で大型連休が多く、自動車販売の最盛期といわれるため、「需要の増加で販売店のあせりも後退し、10月ごろに自動車価格は上昇に向かう」とみる専門家が多い。

中国政府はこのほど、低燃費小型車を購入する消費者に補助金を支給する制度の第2陣認定車種を発表した。これまでの値下げで赤字を出している販売店も少なくなく、販売店が認定車種の値下げ幅を縮める可能性も指摘されている。（翻訳・編集/東亜通信）