2010年8月30日、中国国営通信社・新華網は、北朝鮮の金正日総書記訪中を報じた。金総書記は26日から30日にかけ、吉林省、黒竜江省を非公式に訪問。27日には胡錦濤（フー・ジンタオ）国家主席と会見した。

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毎回、金総書記の訪中は極秘裏に行われ、北朝鮮メディアと中国官制メディアがそのニュースを伝えるのは帰国後となる。今回も海外メディアを中心に金総書記の訪中が報じられていたが、中国官制メディアは沈黙していた。

注目を集めているのは金総書記の健康問題と権力継承問題。韓国紙・東亜日報は、後継者の最有力候補と伝えられる金正銀氏を帯同していたと報じた。28日に視察した農業園の職員が、金総書記に付き従う20代の男性を目撃したという。「金総書記に遠慮なく話す様は明らかに親子のもの」で、その場にいた長春市幹部も息子であると認めたと報じた。（翻訳・編集/KT）