Record China 2010年9月6日(月) 11時53分
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5日、陝西省西安市のマンション建設現場にダイエット鉄筋が使われていることが発覚、話題を呼んでいる。100か所近いマンションでの使用が確認されている。写真は昨年、西安市で見つかった手抜き工事。石こうボードの代わりに紙が使われていた。
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2010年9月5日、四川大地震を機に日本でも知られるようになった中国の「おから工程」(手抜き工事)。不動産価格が上がる前に1日でも早く住宅を購入したいが、慌てて安い住宅を買えば「おから工程」かもしれないと中国市民の悩みは切実だ。先日、陝西省西安市で新たな「おから工程」の手法であるダイエット鉄筋が発覚した。100か所近いマンションに建設一時中止が命じられるなど、波紋が広がっている。東北網が伝えた。
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先月、西安省工商局は鉄筋加工工場を検査、ダイエット鉄筋を発見した。ダイエット鉄筋とは規定の太さの鉄筋を引き延ばして長くしたもの。直径10ミリの鉄筋は1トンあたり1620メートルの長さとなるが、直径9ミリにまで「ダイエット」することで2000メートルの長さになる。余分の鉄筋、この場合は約95キロになるが、この売却益が工場と持ち込んだ業者の懐に入るという寸法だ。こうした違法加工を手がける工場は西安市だけで100か所近いという。
鉄筋をまっすぐにし、表面のさびを落とす目的での冷間圧延加工は中国でも認められているが、10ミリの鉄筋の場合、最大4%までと定められている。これ以上の圧延は強度が保てなくなってしまうためだ。しかし摘発された工場では、6〜8%、中には十数%も延長させているケースがあった。こうして作られた「ダイエット鉄筋」は西安市だけで年1000トンにも達するという。
西安市政府はただちにマンション建設現場の検査を行った。現在、同市には1000か所弱の建設現場があるが、その約10%がダイエット鉄筋を使用していたという。特に郊外のマンションで使用されているケースが多かった。西安市政府は徹底的な調査と関係者に厳罰を処す方針を発表している。(翻訳・編集/KT)
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