背景に孤独?オンラインゲームにハマる中高年が急増中=熱中ぶりに家族は困惑―中国

Record China    2010年9月16日(木) 15時40分

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13日、中国ではオンラインゲーム中毒の中高年が増加している。ある女性はオンラインゲームにハマる父親をどうにもできず、ネット上の掲示板に助けを求めた。専門家は「背後には老後の孤独がある」と語る。資料写真。

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2010年9月13日、黒竜江新聞によると、中国ではオンラインゲーム中毒の中高年が増加している。ある女性はオンラインゲームにハマる父親をどうにもできず、ネット上の掲示板に助けを求めた。専門家によると、中高年のネット中毒は家族や周囲とのコミュニケーションを通して、改善することができると語る。

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湖北省武漢市在住のある女性はインターネット掲示板に書き込みを行い、助けを求めた。「60歳の父親がオンラインゲームの将棋にハマっている。午後1時くらいに始め、次の日の朝まで、食事もせずにモニターに向き合っている。この2日間、遊びすぎでパソコンが焼けてしまった。親戚が来てもあいさつすらせず、親戚は不満をもらしていたほど」。

最近、同じような書き込みがネットを賑わせている。「70歳になる父親が、ネットゲームのしすぎで腱鞘炎になった。それでも左手でマウスを握り、ゲームを続行している」、「母親が虫眼鏡でディスプレイを見ながら麻雀ゲームにハマっている」などなど。中国インターネット情報センターによる第26回インターネット調査の結果によると、ネットユーザー3億8400万人のうち、6.4%にあたる2400万人が50歳以上、急激な増加を見せる。

社会学者の陶宏開(タオ・ホンカイ)氏によると、「アメリカでは、オンラインゲームユーザーのうち、40%は60歳以上の高齢者だ」と語る。ある最近の調査によると、彼らのネット利用目的は「ゲーム」が60%、「情報収集」が44%、「知人との連絡」が35%、「学習」が20%という結果になった。

こうした状況に対し、別の社会学者は「オンラインゲームにハマる老人の背後には孤独がある」と指摘した。さらに医学の専門家は「家族や社会とのコミュニケーションこそが中高年のネット中毒への有効な処方になる。新たな趣味を持たせたり、老年大学や地域の活動に参加させることだ」と語った。(翻訳・編集/小坂)

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