認知症患者数、世界最多の600万人=受診率は2割未満―中国

Record China    2010年9月21日(火) 0時3分

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19日、中国の認知症患者は世界最多の600万人以上に上るが、うち適切な治療を受けている人は2割にも満たないことが分かった。写真は江蘇省南京市の老人ホーム。

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2010年9月19日、中国の認知症患者は世界最多の600万人以上に上るが、うち適切な治療を受けている人は2割にも満たないことが分かった。上海紙・新聞晩報が伝えた。

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9月21日は世界アルツハイマーデー。国際アルツハイマー病協会中国委員会(ADI−CHINA)の統計によると、中国の認知症患者の発生率は65才以上で平均6.6%に上り、5年ごとに倍増している。80歳以上では22%を超えており、中国全土に600万人以上の患者がいると推計されている。うちアルツハイマー型(AD)認知症患者の増加が目立っており、高齢者の死因としては心臓病、がん、脳卒中に次ぐ4番目に挙げられている。

上海市精神衛生センター老年科の肖世富(シャオ・シーフー)主任は、受診率が低い理由について「多くの人がアルツハイマー型認知症の初期症状に気づかないか、放置しているため」と指摘。同主任によると、上海市でも患者の家族のうち「多少の『ボケ』は年をとったため」だと考えている割合は半数近くに上るという。(翻訳・編集/NN)

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