中国語が話せるジャマイカ人、将来の同国経済にとって極めて重要―ジャマイカ紙

Record China    2010年9月21日(火) 8時58分

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15日、ジャマイカ紙が「中国語が話せるジャマイカ人は将来のジャマイカ経済にとって極めて重要」と題した社説を掲載した。写真は北京五輪陸上競技を観戦するジャマイカ人。

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2010年9月15日、ジャマイカ紙ジャマイカ・オブザーバーは「中国語が話せるジャマイカ人は将来のジャマイカ経済にとって極めて重要」と題した社説を掲載した。19日付で環球時報が伝えた。以下はその要約。

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ジャマイカの一部の青年が奨学金を得て中国へ留学している。かつてソ連やキューバへ留学した一世代前の先輩たちと同じように、学業を達成して帰国する際には、その文化知識や言語など大きな成果を母国に持ち帰ってくれることだろう。

中国へ留学している青年たちには素晴らしい未来が開けている。なぜなら、多くの人が「未来は中国が主導する新たな世紀になると予測しているからだ。

世界的な経済危機の回復過程で、ジャマイカは経済的な苦境に直面した。これは、欧米との関係が密接すぎたことも一因であると考えられる。欧米経済の回復は遅いだけでなく、不確実性も帯びており、このことがジャマイカへの観光客や輸出ニーズの減少を招き、外貨の減少など不利な影響を与えることになった。

一方この間、中国、インド、ブラジル、マレーシア、シンガポールなどの経済成長は著しかった。経済危機の期間においてさえ、これまで軽く見られていた「新興市場」は、安定した経済成長を維持しただけでなく、経済危機前の成長レベルを超える国さえあった。

世界経済は今まさに多極化経済へと向かっており、その中心はアジア、中でも中国に移りつつある。しかし、ジャマイカはこうした新興国との関係確立に遅れを取ったままだ。ジャマイカが今回の経験から学ぶべき教訓は、「国際経済関係を多様化させ、世界経済の中での新たな位置を確保しなければならない」ということである。そのためには、中国語が話せるジャマイカ人が極めて重要な人材となることは疑う余地もない。(翻訳・編集/HA)

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