中国南部ではレアアースの違法採掘が再開―SP華字紙

Record China    2010年9月30日(木) 16時38分

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29日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「価格上昇に伴い、中国南部ではレアアースの違法採掘が再開」を掲載した。写真は2001年、レアアースの違法採掘で穴だらけになった四川省の土地。

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2010年9月29日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「価格上昇に伴い、中国南部ではレアアースの違法採掘が再開」を掲載した。

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ハイテク製品に不可欠なレアアース。その世界生産量の90%は中国が占めている。もっとも中国だけに埋蔵されているわけではない。中国国家発展改革委員会エネルギー研究所の李俊峰(リー・ジュンフォン)副所長は、レアアース採掘は激しい環境汚染を伴うという理由で、一部の資源国が採掘しないため、中国が圧倒的なシェアを占めることになったと説明している。

現在、中国ではレアアース業界の再編が進められているが、これに伴い価格が急上昇している。このレアアース高騰が注目を集め、広西チワン族自治区など中国南部ではレアアースの違法採掘の再開の動きが広がっている。

毎日経済新聞の報道によると、広西チワン族自治区ではすでにいくつもの違法レアアース鉱山が誕生しているという。すでに違法採掘は熱気を帯びつつあり、乱開発地域もある。江西省のレアアース精錬企業の生産量は年4万トンに達するが、現地のレアアース鉱山の生産量はわずか8000トン。差し引き3万2000トンがどこかから持ち込まれている計算となる。(翻訳・編集/KT)

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