Record China 2010年9月30日(木) 15時23分
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28日、金正日総書記の三男、正銀(ジョンウン)氏を「大将」に任命した朝鮮労働党代表者会について、中国人ブロガーが「単なる形式」との見方を示した記事を発表した。写真は9月6日、上海万博の北朝鮮デー。
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2010年9月28日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正銀(ジョンウン)氏を「大将」に任命した朝鮮労働党代表者会について、中国人ブロガー、鄭浩(ジョン・ハオ)氏は「単なる形式」との見方を示した記事をブログサイト・鳳凰博報に発表した。以下はその内容。
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9月上旬に予定されていた党代表者会が28日、半月近く遅れてようやく開催され、三男のジョンウン氏、金総書記の実妹、金敬姫(キム・ギョンヒ)氏、その夫の張成沢(チャン・ソンテク)氏による「三位一体」の後継体制が正式に確立された。今回の突発的ともいえる代表者会は、北朝鮮各界にとっては国の未来を左右する一大事といえるが、実は国際社会にとっては「単なる形式」でしかなかった。だが、この「形式」に各国メディアは高い関心を寄せ、連日詳細に報じている。
実はシナリオはずっと以前から完成していた。ただ、今回の代表者会でそれが正式になっただけのこと。ジョンウン氏の経験不足を補うためには“摂政”が必要だ。彼のおばである金敬姫氏は多少の経験はあるものの、十分とは言えない。しかも、長年うつ病とアルコール中毒を患っており、治療が必要な身であるらしい。一方の張成沢氏は経験や人脈も豊富。6月には国防委員会副委員長に昇格し、早くも“摂政”の地位固めが始められていた。彼が密かに最高権力の座を狙っているとの見方もされているが、いかにリスクが高いかは自身が良く分かっている。
代表者会の10日前にあたる18日、朝鮮労働党は労働新聞の社説を通じ、故金日成(キム・イルソン)主席が唱えた「主体思想」がこの国の指導理念であることを改めて強調。新しい指導者が中国のように改革開放政策を打ち出し、庶民の生活が少しでも楽になるという未来は描けそうもなくなった。これに加え、今回の人事で「先軍政治」の継続も明確になった。少なくとも中国はこうした状況を望んではいなかったはずなのだが。(翻訳・編集/NN)
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