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3日、中国人は「愛国主義アレルギー症候群」のせいで、今まで何かと助けてくれた恩人の米国をも日本と同列に並べ、怒りのはけ口にしていると論じたブログ記事が、中国のサイトに掲載された。写真は国慶節を祝う中国各地の人々。
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2010年10月3日、中国人は「愛国主義アレルギー症候群」のせいで、今まで何かと助けてくれた恩人の米国をも日本と同列に並べ、怒りのはけ口にしていると論じたブログ記事が、中国のサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。
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いつごろからか、中国人は2つの「怒りのはけ口」を持つようになった。1つは日本で、もう1つは米国だ。日本がそうなるのは100%理解できる。中国を侵略したにもかかわらず今まで心からの謝罪をしていないからだ。だが、抗日戦争時に中国の盟友だった米国をも怒りのはけ口にするのは「愛国主義アレルギー症候群」のせいだろう。
ネット上で少しでも日本や米国の良いところを言おうものなら、すぐに「売国奴」だと騒がれる。反対に日本や米国をののしれば、拍手喝さい。中国人が国際社会で何か困難にぶち当たると、何はともあれ「小日本(=日本人の蔑称)が何か企んだ」、もしくは「米国人がわざと我々をからかっている」と始まるのが、今の中国の現状だ。
「日本鬼子」(=日本人の蔑称)をののしる際、多くの場合は理性的ではないが、彼らはかつて中国を侵略し我々の先祖を虐殺したのだから、ある程度仕方がない。だが、どう考えても米国は日本とは違う。両者を一緒くたにして攻撃するのは、米国に対し、恩知らずな行為だといえよう。
「一滴の水の恩は、涌く泉にして報いる」は中国人の美徳ではないか。米国がどんな「一滴の水の恩」を施してくれたのか、中国人なら誰でも知っているはず。抗日戦争の時、米国人が助けてくれなかったら中国人の犠牲はさらに拡大していただろう。抗日戦争後も、国共の調停役に奔走してくれた。米国のこれまでの誠意をなかったことにすべきではない。
改革開放後も米国はさまざまな面で支援してくれた。世界で1番中国を助けてくれた国だといえる。それなのに、「愛国主義アレルギー症候群」の患者の目には米国は悪魔のように恐ろしい存在に映るらしい。(翻訳・編集/NN)
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