Record China 2010年10月5日(火) 20時46分
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3日、中国からレアアースの輸出が停滞するという危機に際し、日本が見せた迅速な対応について「感服と反省」を感じた中国人ブロガーが記事「レアアース問題から見た日本人の危機意識」をブログサイトに発表した。写真は中国内モンゴルのレアアースハイテク産業開発区。
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2010年10月3日、中国からレアアースの輸出が停滞するという危機に際し、日本はすぐさま調達先を広げたり、代替品の開発に乗り出したりするなど素早い対応を見せた。これに「感服と反省」を感じた中国人ブロガーが記事「レアアース問題から見た日本人の危機意識」をブログサイト・鳳凰博報に発表した。以下はその内容。
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尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を受け、中国からレアアースの輸出が停滞したことで、日本は資源を外国に頼らざるを得ない自らの立場を改めて認識したことだろう。だが、今回のレアアース危機で日本人は何とも素早い対応を見せた。モンゴルと鉱物資源の開発協力で合意したほか、過度の中国依存から脱却するため、代替材料の開発を前倒しで始め、1年以内に実用化させることも宣言。カザフスタン、ベトナムのレアアース開発に出資や技術支援することも決めた。
今回の衝突事件に乗じて占領行為を強固にした日本側のやり方に、筆者は中国人として強い不満を感じている。だが、日本の危機意識と迅速な対応については深い感服と反省を感じずにはいられない。日本人の効率第一の徹底ぶりを考えれば、あと数年もたてば中国のレアアース戦略など通用しなくなるだろう。一方、中国が危機に直面した時の無頓着で愚鈍な対応は残念でならない。
国が発展を長く持続させるには常に危機意識を持ち続けることが必要だ。日本のほか、米国も危機意識が非常に強い国だといえよう。米国は今、台頭する中国を持ち上げ自らの衰退ぶりを強調しているが、それは見せかけだ。米国は全く衰退していないし、自らが衰退したとも実は思っていない。彼らはさらなる発展を遂げるための新たな活力源を探しているだけなのだ。
これほど警戒心の強い相手を前に、中国が自らの成功に酔いしれ、足りない部分を補うという努力を怠り続ければ、あっという間に米国に足元をすくわれるだろう。だが、中国の対応が無頓着で愚鈍なのは文化のせいではなく、体制のせいだ。皮肉なことに個人レベルでは非常に高い危機意識があるようで、汚職官僚の多くは貯めた金を慌てて海外に運び出し、子女を海外に移住させている。彼らのこうした危機意識が国の発展に生かされるようになれば、21世紀は間違いなく中国の世紀になるだろう。(翻訳・編集/NN)
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