宅配便の取扱量が1日1000万件超!米国、日本に次いで世界3番目に―中国

Record China    2010年10月6日(水) 13時54分

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2日、中国の今年の宅配便の取扱量が1日平均1000万件を超えた。取扱量が1日平均1000万件を超えたのは米国(1日平均3000万件)、日本(同1300万件)に次いで世界で3番目だという。写真は外資系宅配便サービスの配送車。

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2010年10月2日付の新華社通信(電子版)によると、中国は今年、宅配便の取扱量が1日平均1000万件を超えた。取扱量が1日平均1000万件を超えたのは米国(1日平均3000万件)、日本(同1300万件)に次いで世界で3番目だという。

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中国の宅配便は、06年の取扱量1日平均500万件から、今年は同1000万件と大幅に伸びている。中国国家郵政局の馬軍勝(マー・ジュンション)局長は、「一般に、国家経済の発展速度が速いほど宅配便の取扱量の伸びも大きい」と話す。

馬局長によると、宅配便の取扱高が国内総生産(GDP)の0.2%以下の時期を「非規範期間」、同0.2〜0.5%の時期を「規範の発展期」、同0.5〜0.8%の時期を「安定的発展期」と呼ぶ。中国の現在の宅配便の取扱高はGDPの0.2%を超えた約600億元(約7500億円)で、まさに発展期に入った段階であるという。

また、宅配便の国民1人当りの利用量に関しては、米国が毎年1人当り25件であるのに対し、中国は同2件足らずで大きな差があり、今後増加する期待がもたれている。

しかし一方で、中国の宅配便業界は問題も多い。1)サービス能力の不足により、社会ニーズに応えきれていない 2)その他のサービス業と比較するとサービスのレベルが劣る 3)消費者からのクレームが多く、遅配に関するものが最も多い。4)犯罪に利用されるケースが多い 5)企業内部でのトラブルが頻繁に発生し、それにより消費者の権益が侵害されている、などが挙げられている。

馬局長は「取扱量やサービス水準など、いずれも昔とは比べものにならないほど発展している」と語り、現在の宅配便の取扱量の40%を占めるネットショッピング関連以外に、電子ビジネス分野でのさらなる発展に期待を寄せている。(翻訳・編集/HA)

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