中国の対外貿易が大きく改善=政府高官はなお慎重姿勢―中国メディア

Record China    2010年10月8日(金) 5時28分

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6日、新華網は記事「対外貿易の成長回復、中国は慎重な態度」を掲載した。今年、中国の対外貿易は大きく回復しているが、政府高官は慎重な姿勢を崩していない。写真は海南省の自動車工場。輸出用の乗用車。

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2010年10月6日、新華網は記事「対外貿易の成長回復、中国は慎重な態度」を掲載した。以下はその抄訳。

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2009年、世界の輸出に占める中国のシェアは9.6%に上昇。ドイツを抜き世界一となった。しかしこの栄冠は国際金融危機を背景としたものにすぎない。中国の輸出総額は2009年、前年比13.9%減と大きく落ち込んだ。ここ11年間で初のマイナス成長、1978年の改革開放以来最大の下げ幅を記録した。

2010年に入り、中国の輸出入は上昇へと転じた。上半期の対外貿易総額は前年同期比43.1%増と予想を上回る成長を続けている。しかし、中国商務部の姚堅(ヤオ・ジエン)報道官は、「下半期の状況は楽観視できるものではない」と釘を刺す。中国商務部の陳徳銘(チェン・ダーミン)部長も、「対外貿易回復に向けた好転への期待は慎むべきだ」と繰り返し表明している。

金融危機後、中国の対米・対日輸出は減少。一方でASEAN、南アフリカ、ロシア、ブラジルなど新興経済体への輸出が増加している。輸出先の多様化は中国の努力のたまもので、先進国市場への依存を弱めるものとなった。今年4月、中国商務部の鐘山(ジョン・シャン)副部長は、「金融危機は貿易にとって打撃となったが、貿易モデルの改善は中国の戦略目標を後押しするものになった」と発言している。(翻訳・編集/KT)

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