アフリカから中国への旅路=中国人の祖先はどのルートをたどったのか―中国紙

Record China    2010年10月14日(木) 14時37分

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12日、光明日報は記事「中国科学者が明かす=中国人の祖先はどのようにしてアフリカから東アジアにやってきたのか」を掲載した。アフリカから中国へとやってきた中国人の先祖。最新の遺伝子分析はそのルートを明らかにした。写真は上海万博のアフリカ連合館。

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2010年10月12日、光明日報は記事「中国科学者が明かす=中国人の祖先はどのようにしてアフリカから東アジアにやってきたのか」を掲載した。

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人類分子遺伝学の研究は、人類発祥の地がアフリカであるとの学説を支持している。では中国人の先祖はどのような道をたどって東アジアにやってきたのか。中国科学院遺伝・発育生物学研究所の馬潤林(マー・ルンリン)研究員、中国科学院昆明動物研究所の宿兵(スー・ビン)研究員らは、東アジア地区の遺伝子サンプル調査を実施。Y染色体の変異を調べることで問題の答えを導き出した。

当初、アラビア半島から南アジアを抜ける南ルートが有力とみられていた。しかし、調査の結果、長江を境に南方人と北方人には明らかな違いがあることが判明。北方人には中央アジアと欧州の人々と同じ遺伝信号が残されていたことから、アフリカから地中海を抜け、そこから東の中央アジアと西の欧州へと分かれた北ルート説が浮上した。最終的に調査対象者の93%は南ルートで移動してきた人々の子孫、7%が北ルートの人々の子孫と判明したという。(翻訳・編集/KT)

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