Record China 2010年10月13日(水) 12時14分
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11日、上海万博の陝西館で展示されていたオオサンショウウオ15匹が相次いで死亡し、全滅していたことが分かった。騒がしい環境に慣れず、ストレスがたまったことが原因か。写真は09年8月、河南省で発見された体長1.17メートルの巨大オオサンショウウオ。
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2010年10月11日、上海万博の陝西館で展示されていた国家2級保護動物のオオサンショウウオ15匹が相次いで死亡し、全滅していたことが分かった。人が多く騒がしい環境に慣れず、ストレスがたまったことが原因と見られる。新華網が伝えた。
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陝西省漢中市の楊文傑(ヤン・ウェンジエ)オオサンショウウオ協会秘書長によると、上海陝西商工会議所から同協会にオオサンショウウオの貸し出し要請があったのは今年7月。これを受け、同市の複数の養殖企業が計15匹を提供、同27日に上海万博陝西館にお目見えした。そのうち、「魚王」と名付けられた最大のものは16歳で体長約1.4メートル、重さは約21キロ。
ところが、当時の上海は連日40度を超す猛暑。15匹を入れた水槽は毎日水が取り替えられ、1日3回氷を入れて水温を下げる努力をしたものの、暑さには勝てず。オオサンショウウオの生存に適した温度は18度〜23度。館内は、昼間は冷房を付けているが、夜は切られてしまうため、地獄のような暑さだ。
もともと暗く静かな場所を好み、環境の変化に敏感なオオサンショウウオ。だが、万博会場では連日大勢の観光客に囲まれ、無数のフラッシュを浴びた。結局、8月21日までに「魚王」を含む9匹が死亡、残る6匹も国慶節(建国記念日)の連休後、陝西省に戻される途中で相次いで死亡した。(翻訳・編集/NN)
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