Record China 2010年10月16日(土) 16時18分
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13日、米華字紙・僑報は、中国の現在の子供達は、親たちの度量の小ささや近視眼的な物の見方を映し出している“囚われた世代”であると報じた。
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2010年10月13日、米華字紙・僑報は、現代中国の子供達は、親世代の度量の小ささや近視眼的な物の見方を映し出す“囚われた世代”であると報じた。国際在線が伝えた。以下はその内容。
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最近行われたある調査によると、北京の小学生の9割がクラスの役員になりたがっている。一部の親は自ら学校を訪れ、その応援にあれこれと励んでいるという。
「子供の大成」は中国のすべての親にとっての願いであり、どの親も子供の教育を重視している。子供が大成するために役立つ物質条件と精神条件を提供するための努力を惜しまない。こうして、「何とかして子供を一流の名門校へ」と奮闘する親たちを生み出してきた。
現在は、子供が進学する学校だけでは飽きたらず、学校内での各種褒賞や役職さえも“将来の大成の条件”として子供に指図する親たちがいる。しかし、こうしたやり方や考え方は彼らの意に反し、子供たちの成長に反作用しか与えないだろう。
その理由には、まず、子供の意志を歪めてしまっていることが挙げられる。クラスの役職に就きたいかどうかは本来、子供自身が選択することである。あるいは、子供たち自身が「役職にふさわしい子供」を選び出すものであり、保護者がどうこうすべきものではない。子供の本当の意志を無視し、親の願望で無理強いすれば、不満や反逆の心理が芽生えるだろう。
次に、こうしたやり方は子供の人生観や成功観を誤らせる。学校の評価や役職の高低、財産の多寡で人生や成功を計ることはできない。それは過去の偉人、成功者などの例から見ても明らかである。
三番目に、純粋な子供の世界に大人たちが社会の“不純物”を持ち込むことによって、子供たちが大人世界の“暗黙のルール”を早くに知ってしまう可能性がある。子供を応援するために政府高官を頼ったり、先生に付け届けをしたりなど、子供の目の前で裏口ルールを駆使し、学校内の普通の選挙でさえ“コネとわいろ”の競争の場としてしまう。
以前の中国の若者たちは、親が過保護に面倒を見て育ったことからワガママでひ弱な「抱っこ世代」と言われたが、現在の子供たちは、親世代の度量の小ささや近視眼的な物の見方を映し出している「囚われ世代」である。(翻訳・編集/HA)
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