有名建物を模倣した“パクリ版”豪華庁舎が続出、ホワイトハウスや天安門まで―中国

Record China    2010年10月16日(土) 10時18分

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13日、香港紙は「パクリ庁舎を厳しく取り締まれ」と題した記事で、近年、有名建物を模倣した豪華庁舎が中国各地に出現していると報じた。写真は安徽省阜陽市穎泉区の区役所。米ホワイトハウスに酷似している。

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2010年10月13日、香港紙・大公報は「パクリ庁舎を厳しく取り締まれ」と題した記事で、近年、有名建物を模倣した豪華庁舎が中国各地に出現していると報じた。15日付で環球時報が伝えた。

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遼寧省の貧困県、盤錦市盤山県に総工費7000万元(約8億4000万円)で「人民大会堂」(国会議事堂に相当)ソックリの建物が建てられた。江蘇省の貧困県、塩城市阜寧県には総工費5000万元(約6億円)の「シドニー・オペラハウス」。3年前には河南省濮陽市に「天安門」―。いずれも地方政府ご自慢の豪華庁舎のことである。

中国政府が何度も禁止令を出しているものの、こうしたパクリ版の豪華庁舎は途切れることなく各地に出現している。県民が苦しい生活を強いられている貧困県で、立派な庁舎を建てることは血税の無駄遣いに他ならない。だが、幹部たちは光り輝く庁舎を建てることで自分たちのメンツが保たれると信じている。

パクリ庁舎を建てた県の幹部らに見られる特徴は「立派な庁舎があれば、外資を呼び込むことができる」と思い込んでいること。有名建物ソックリのものを建てても、外資系企業にかえっておかしな県だと思われることには気づいていない。こうした現象は悪しき役人気質が引き起こした悲劇(喜劇?)といえるだろう。(翻訳・編集/NN)

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