中国がメコン上流にダム8基の建設を予定=水争い、環境破壊などの悪影響に懸念―米ラジオ局

Record China    2010年10月21日(木) 8時15分

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19日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語サイトは、記事「瀾滄江でのダム建設により、下流のメコン川自然環境に悪影響」を掲載した。中国はメコン上流の瀾滄江に8基のダム建設を予定。下流への影響が懸念されている。写真は瀾滄江。

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2010年10月19日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語サイトは、記事「瀾滄江でのダム建設により、下流のメコン川自然環境に悪影響」を掲載した。

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瀾滄江、すなわちメコン川の中国領内部分では現在、第2のダム建設が予定されている。すでに最初に建設された小湾ダムは、すでに下流に悪影響を与えていると言われているだけに影響が懸念される。中国官制メディアによると、中国はメコン川に計8基のダムを建設する予定。

メコン問題の専門家であるリチャード・クロニン氏によると、2009年末に貯水が始まった小湾ダムは貯水量150億立方メートル。三峡ダムに次ぐ中国第2のダムだという。今年はメコン下流の東南アジア諸国で深刻な干ばつが発生しただけに今後は国際的な水争いが焦点となる。

もし雲南省に再び干ばつが起きダムから水が供給されるようなことがあれば、乾期に再び水不足になることが予想される。東南アジア諸国の農業、水運に大きく影響するばかりか、アマゾン川に次いで豊富なメコンの生物資源を破壊することにもなりかねないという。(翻訳・編集/KT)

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