74.3%が伝統行事を重視せず、生活の欧米化などで―中国

Record China    2010年10月23日(土) 17時2分

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19日、中国では儀式や式典といった行事への意識が変わりつつある。欧米文化の影響で中国人が伝統的な儀式を重視しなくなったと指摘されている。写真は中国の国旗掲揚のシーン。

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2010年10月19日、中国青年報によると、中国では儀式や式典といった行事への意識が変わりつつある。ある専門家は、欧米文化の影響で中国人が伝統的な儀式を重視しなくなったと指摘している。

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人は生まれたときから多くの行事を日常的に行う。生後100日目の祝いや入学式、卒業式、毎年訪れる旧正月や中秋の名月、恋人との記念日から葬式まで、事あるごとに行事が執り行われる。しかし、中国青年報社会調査センターが1621人を対象に行った意識調査では、人々がそうした日常における行事を重視しなくなりつつあることがわかった。

調査の結果、儀式や行事の類を「重視している」と答えた人が15.9%にとどまったのに対し、「重視していない」と答えた人は74.3%。「わからない」は9.8%だった。重視しなくなった理由として、「生活が忙しいから」が66.0%、「行事についてよく知らないから」が61.5%を占め、「意味がないから」は47.7%、「種類があまりに多すぎるから」は45.9%だった。

こうした人々の意識の変化について武漢大学の民俗学者は、過去100年にわたる社会の変化により近代化と対極にある伝統的な儀式が失われたと指摘。また、北京師範大学の民俗学者は、欧米の文化や生活スタイルの浸透により、意識に変化が生じた結果だと指摘している。なお、上記調査で挙げられた最も重視する行事は「国旗掲揚」が75.5%、「旧正月・中秋の名月」が67.9%、「結婚式」が61.0%、「法事」が53.5%となった。(翻訳・編集/岡田)

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