日本企業のタイ投資が加速=中国・インド市場にらむ戦略拠点に―英紙

Record China    2010年10月21日(木) 21時58分

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20日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「日本製造業、大挙してタイに投資」を掲載した。東南アジアの中核として、中国・インド市場をにらむ戦略拠点として、タイは日本企業の注目を集めている。写真は9月、北京で開かれた日産マーチの販売発表会。

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2010年10月20日、英紙フィナンシャル・タイムズ中国語版は記事「日本製造業、大挙してタイに投資」を掲載した。

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今年6月、日産はバンコク郊外の工場の落成記念式典を開催した。同工場はタイ輸出業界にとって記念碑的な存在となる。この工場で生産された日産マーチは日本市場に輸出されるという。

日産の新工場建設は、日本製造業のタイ進出ブームの象徴的存在。日本企業にとって、タイの魅力はもはや安価な労働力ではなく、その戦略的位置にある。5億5000万人の東南アジア市場にアクセスする拠点というだけではなく、中国市場、インド市場に進出するためのジャンプ台としてタイは注目を集めている。

日本貿易振興機構(ジェトロ)の統計によると、今年上半期、日本の対アジア直接投資はほぼ半減しているが、タイへの投資だけは前年同期比42.5%と大幅に成長。上半期の投資額は13億ドル(約1050億円)、過去15年間の累積投資額は215億ドル(約1兆7400億円)に達した。外資のタイ投資のうち40%以上が日本企業によるもので、欧州の2倍以上、米国の10倍となっており、自動車製造業と電子産業に集中している。(翻訳・編集/KT)

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