中国科学院は研究量では世界最多、しかし内容は欧米に劣る―仏メディア

Record China    2010年10月30日(土) 14時28分

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26日、学術誌や論文の指標を発表しているスペインの「SCImago」の今年度の統計から、研究量が最も多い研究機関は中国科学院だったと、仏リベラシオン紙が報じた。写真は「論文代筆」の広告。

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2010年10月26日、仏日刊紙リベラシオンによると、学術誌や論文の指標を発表しているスペインの機関「SCImago」の今年度の統計から、研究量が最も多い研究機関は中国科学院だった。環球時報が28日付で伝えた。

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ランキングで2位はフランス国立科学研究センター。3位はロシア科学院。この統計は世界最大の学術データバンク「Scopus」を土台に、Googleのページランクで知られる手法を利用して算出したもの。SCImagoは1996年から各国研究機関のランキングを発表しており、研究量だけでなく、研究内容の質についても指標化を行っている。中国科学院は研究量では世界最多だが、研究内容の質については欧米各国との間にまだまだ差があるという結果になった。それは中国の論文の引用件数に現れている。

中国科学院は「ランキングは予想通り」としつつも「この統計は完全なものとは言えない」とし、「中国は科学者や研究者数が世界で最も多いので、研究量が最も多くなるのは当然、追究すべきはその質だ」とコメントしている。(翻訳・編集/岡田)

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