資金不足でクランクイン遅れ、アン・リー監督「パイの物語」ようやく始動―台湾

Record China    2010年10月30日(土) 21時58分

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29日、アン・リー監督が最新作「パイの物語」について、台北市内のホテルでメディアへの説明会を開催した。

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2010年10月29日、アン・リー(李安)監督が最新作「パイの物語」(Life of Pi)について、台北市内のホテルでメディアへの説明会を開催した。自由時報が伝えた。

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「ブロークバック・マウンテン」や「ラスト、コーション」で知られるアン・リー監督の最新作は、2002年度の英ブッカー賞を受賞したカナダ人作家ヤン・マーテルの大ベストセラー冒険小説「パイの物語」の映画化。嵐で難破した船の救命ボートに乗った16歳の少年パイと、動物たちとの壮絶な漂流生活を描いたもので、リー監督にとっては初の3D作品となる。

リー監督によると、資金不足でスタートが遅れた同作品だが、来年1月3日に台中市でクランクイン予定。映画の7割はリー監督の愛する故郷・台湾で行われ、同5月にクランクアップする見込みだという。

今回はアメリカからスタッフ総勢150人を連れて台湾入りしたリー監督。クランクインに向け、子供を台北市のアメリカンスクールに転校させる予定のスタッフもおり、まさに監督と一丸となって撮影に臨む態勢を見せている。

映画についてリー監督は、「水に子供、動物、3Dなんて、映画監督なら普通は誰も触れたがらないテーマ」と笑顔でコメント。なお、発表されていた製作費7000万ドル(約56億円)は、やむなく5000万ドル(約40億円)へと大幅に引き下げられている。(翻訳・編集/Mathilda

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