Record China 2010年11月4日(木) 9時0分
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2日、中国FDI(海外直接投資)研究センターの盧進勇主任は、中国の海外資産総額はすでに2兆ドルを超えたと語り、2015年までに海外直接投資額は3000億ドルを超え、米国を抜いて世界第1位になると予測した。写真はボルボを買収した吉利汽車。
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2010年11月2日、中国FDI(海外直接投資)研究センター主任で中国投資促進研究センター主任の盧進勇(ルー・ジンヨン)氏は「第2回中国対外投資協力座談会」のメインシンポジウムにおいて、中国の海外資産総額はすでに2兆ドルを超えたと語った。さらに、2015年までに海外直接投資額は3000億ドルを超え、米国を抜いて世界第1位になると予測した。中国経済網が伝えた。
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盧主任によると、中国は2009年の段階で海外直接投資総額は世界で第5位、外資利用額は第2位だった。同年末の海外直接投資総額は2400億ドル以上。2010年6月までの実質外資利用総額は1兆ドルを超えており、海外投資額と外資利用額の比率は0.25対1だった。直接投資額に間接投資額を併せると海外資産総額は2兆ドルを超えるという。ただし、中国人1人あたりの対外直接投資額はなお低く、上海で50ドル、北京で17.4ドルという数字になる。
今後10年間の中国による海外直接投資額は、年30%の割合で増加すると、結果2015年には3000億ドルを超え、世界第1位になるという。盧氏は「年10%増として計算しても、2015年には1089億ドル、2018年には1450億ドルになる」と語った。
盧氏はジョン・ダンニングの投資理論に基づき、以下のように分析する。1人当たりGDPが400ドル以下、400〜2500ドルの国では対外投資額は少ない。2500〜4000ドルになると、対外投資が進み、4000ドルを超えたところで、対外直接投資額は急増する。盧氏によれば中国は2020年までに1人当たりGDPは5000〜6000に到達すると見られており、「さらなる対外直接投資の増額が見られるはずだ」と語った。(翻訳・編集/小坂)
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