大気汚染の主因は自動車排気、「乗用車から公共交通機関にシフトを!」―中国専門家

Record China    2010年11月8日(月) 13時47分

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6日、深刻な大気汚染に悩む中国の状況について、清華大学交通研究所の史其信教授は、「都市部の大気汚染の主因は自動車の排気ガスにある」と指摘した。写真は南京。

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2010年11月6日、深刻な大気汚染に悩む中国の状況について、清華大学交通研究所の史其信(シー・チーシン)教授は、「都市部の大気汚染の主因は自動車の排気ガスにある」と指摘した。中国新聞社の報道。

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史教授は、自動車による排気が、都市の大気汚染指標における多くの項目で「6割の“貢献”を果たしている」と形容、汚染の主原因になっているとし、「エコロジーな外出」励行を広く呼びかけた。

改革開放政策実施から30年、中国の都市化とモータリゼーションの速度は先進諸国の水準を超え、大都市圏での慢性的な渋滞や大気汚染、エネルギー問題などを引き起こしている。1980年以来、自動車台数は年間14〜18%のペースで増加。そんな中、大切になってくるのは公共交通機関の利用だ。

統計では、100kmの移動に要する1人当たりのエネルギーは、路線バスが小型自動車の8.4%、路面電車が同3.4〜4%、地下鉄が5%。自動車のドライバーの1%が公共交通機関利用にシフトすると、中国では年間8000万リットルのガソリンが節約できるという。(翻訳・編集/愛玉)

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