これで水不足解決?!海水を砂漠地帯に送る大プロジェクトが論議に―新疆ウイグル自治区

Record China    2010年11月11日(木) 8時58分

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5日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で「陸海統一計画・海水西調ハイレベルフォーラム」が開催された。渤海湾の海水をはるばる新疆ウイグル自治区までひく計画について議論された。写真は新疆ウイグル自治区アルタイ地区。

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2010年11月5日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で「陸海統一計画・海水西調ハイレベルフォーラム」が開催された。渤海湾の海水をはるばる新疆ウイグル自治区までひく計画について議論された。8日、新疆日報が伝えた。

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中国は一人当たり水資源量が少ないだけではなく、その地域的偏りも問題となっている。水資源が豊かな華南から乾燥した華北に水を供給する一大プロジェクト「南水北調計画」が進められているが、華北以上に水資源に乏しい新疆ウイグル自治区に水をもたらす大型プロジェクトが「海水西調計画」となる。

渤海西岸から内モンゴル自治区、そして新疆ウイグル自治区まで海水をひくというもの。最終的に海水は砂漠の塩湖に送られることとなる。もちろん海水を直接農業用水に使うことはできないが、大量の海水が太陽光で蒸発することによって地域の降水量を増やすことが期待できるという。

計画はまだ提唱段階にあるが、水不足、環境破壊、石油・天然ガスの有効開発という新疆が抱える三大課題を一気に解決するものとフォーラムではその戦略的意義が強調され、計画の効果についての論証と実施に協力するよう各界に呼びかけられた。(翻訳・編集/KT)

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