2010年11月10日、広州アジア大会中国スポーツ代表団の蔡家東（ツァイ・ジアドン）事務局長は記者会見を開き、サッカー中国代表ゴールキーパーの王大雷（ワン・ダーレイ）選手の暴言コメントを批判。出場停止処分を科すと発表した。新華網が伝えた。

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8日、広州アジア大会サッカー男子予選・日本対中国戦が行われた。中国代表はいいところなく3対0で完敗。中国サッカーファンの間には失望が広がり、代表チームや選手に対するバッシングが広がっている。

これにキレてしまったのが王選手。9日、マイクロブログに次のような発言を書き込んだ。「おまえらは我慢すらできない。サポーターと呼ぶのはほめすぎだよ。犬の群れだ。俺は言いたいことを我慢したことはないが、はっきり言っておまえらバカどもが中国サッカーの進歩を妨げているんだ。人の尻馬に乗って叩くばかり。言葉にかけらもオリジナリティーがない。少しは事実を見ろ。何も分かっていないくせに知ったかぶって。文句があるなら俺のところに来い。女々しく陰口叩いてるんじゃねーよ。」

さらに矛先はサッカー記者にも。「俺は言いたいことを我慢したことはない。おまえら我慢のきかない犬ども。自分たちで話題を支配しようと思っているが、残念ながらおまえらのIQは低すぎる。残念残念。中国にはプロサッカー記者が7000人いると思うが、うち4000人はサッカーが嫌いだろ。そんな必要ないだろうに。」

王選手の発言はあっという間に話題となり、ネットには批判の声があふれた。10日、蔡事務局長は記者会見を開き、王選手の暴言は中国サッカーの発展を支持しているサッカーファンの感情を傷つけたと批判。出場停止及び社会とサポーターへの謝罪を命じたことを明かした。また、今後の態度を見て、さらなる処分を科すかどうか決めるという。（翻訳・編集/KT）