ブッシュ前米大統領の回顧録が出版、「胡錦濤は実務家」「プーチンは冷血」などと評価―英紙

Record China    2010年11月12日(金) 20時36分

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10日、英紙は、ブッシュ前米大統領が中国の胡錦濤国家主席を「国内政策の実務家」と見ていたことなどを紹介した。写真は北京市の首都博物館に展示された中国歴代国家主席・毛沢東、トウ小平、江沢民、胡錦濤の肖像画。

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2010年11月10日、英紙デイリー・テレグラフは、ブッシュ前米大統領の回顧録「Decision Points(決断のとき)」が9日に出版されたと報じた。11日付で重慶晩報が伝えた。

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同書のなかでブッシュ前大統領は、中国の胡錦濤国家主席を「物事への対処は冷静で、思考が敏速」などと形容し、「国内政策の実務家」と評価した。また、ブレア元英首相については、「世界の舞台における最も親しいパートナーであり、親友」と述べ、01年2月に初めて会見してから、コメディー映画を一緒に見たのがきっかけで家庭や夫婦関係の話題も話せる間柄になったことなどを記している。

それとは対照的に、ロシアプーチン首相に対しては、「ある時は傲慢で尊大、ある時は魅力を感じさせるが、彼は何事にも強硬すぎる」という評価。ブッシュ前大統領は、「私は熱い血に溢れている」と会談で語ったプーチン前大統領に対して、「いや、ウラジーミル、君は冷血動物だ」と返したことなどを紹介した。08年8月、ロシアがグルジア出兵を発表してからは、2人の関係は冷え切った。

そのほか、フランスのサルコジ大統領を「精力充満で、米国と共に戦う意思を示したリーダー」とし、シラク前大統領は「説教家」で、国家による政策から個人的な価値観にいたるまで、時を選ばず自分の意見を宣伝しようとしていたと回顧している。(翻訳・編集/津野尾)

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