衰えない高級ブランド品の消費、09年は約2兆円―中国

Record China    2010年11月19日(金) 10時32分

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16日、中国で高級ブランド品の消費が増加を続けている。2008年と比べて150億元増え、2009年の消費額は1556億元だった。写真は北京の高級ブランド店。

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2010年11月16日、第一財経によると、中国で高級ブランド品の消費が増加を続けている。2008年の1410億元(約1兆7720億円)から150億元(約1885億円)増え、2009年の消費額は1556億元(約1兆9555億円)だった。

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これまで高級ブランド品の消費大国であった日本が低迷している中、アジアでは中国が世界的な市場をリードするかたちになっている。コンサル大手ベイン&カンパニーが発表した「2010年中国高級品市場研究」によれば、国内における消費も増加を続けているものの、前年に引き続き56%と過半数の消費が中国国外におけるものとなっている。

各高級ブランドとも、中国市場の動向について今後も市場や消費者が成熟を続けるとともに、潜在的な購買能力も高まっていくと見ており、多くのブランドが中国市場への進出をいっそう強めていくことが予想されている。元エルメスグループCEOのクリスチャン・ブランカート氏によると、ある著名ブランドが掲げる今後10年の事業計画の中には、2020年までに中国国内に展開する店舗数を100店にするとしている。また、今年8月末時点で、ルイ・ヴィトン、グッチ、バーバリー、フェラガモなどを含む15ブランドが中国国内に新規開店した店舗数は80店。

しかし、高級ブランド品の大量消費が進む一方で、貧富の格差がひろがっていることから、こうした報道には人々の間から「外国に媚びへつらう愚か者だ」「1556億元のうち、何億が公金横領や賄賂なのか」「そんな高級品は見たこともないし、自分にはとても買えない」など、妬みも含んだ強い反発のコメントが目立っている。(翻訳・編集/岡田)

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