資源開発で進む土壌破壊、その面積は総耕地面積の10%以上―中国

Record China    2010年11月23日(火) 17時19分

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20日、中国政府系機関の試算によると、現在中国では鉱物資源開発などによる国土破壊が著しく、その面積は約1333万ヘクタールで、中国の耕地面積の10%以上に及んでいる。写真は10年10月、北京市郊外の荒れ果てて耕作できなくなった農地。

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2010年11月20日、中国政府系機関の試算によると、現在中国では鉱物資源開発などによる土壌破壊が著しく、その面積は約1333万ヘクタールで、中国の耕地面積の10%以上に及んでいることがわかった。中国新聞社が伝えた。

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中国土地鉱産法律事務センターが20日、明らかにした。それによると、鉱山資源開発などの生産建設活動や整地といった人為的原因による土壌破壊は約1333万ヘクタールで、総耕地面積の10%以上となり、中国全土の土地再開墾率はわずか15%前後にとどまっている。50年代以降始まった工業化に伴い土壌破壊が進んでいるが、特に80年代以降、建設規模の拡大と開発速度の加速によって、その破壊規模も増大している。

中国国土資源部耕地保護司の朱留華(ジュー・リウホア)部長によれば、この30年間で中国は急速に工業化・都市化が進み、破壊された土壌の再開墾が追いついていない状態だ。土壌破壊にさらされた土地の70%は、もともと良質の農業用地だという。土壌破壊による耕地の減少は土地を失う農民の数を増加させ、土地の利用効率の低下、生態環境の悪化などを招いている。(翻訳・編集/中原)

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