小学生の実験が暴いた発がんリスク=キノコの90%以上に蛍光増白剤を使用―北京市

Record China    2010年12月1日(水) 17時19分

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30日、中国ラジオ局・中国の声によると、北京市の小学生・張くんが実施した調査で、市場で販売されているキノコの90%以上に蛍光増白剤が使用されていることが明らかとなった。資料写真。

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2010年11月30日、中国ラジオ局・中国の声によると、北京市の小学生・張(ジャン)くんが実施した調査で、市場で販売されているキノコの90%以上に蛍光増白剤が使用されていることが明らかとなった。蛍光増白剤を過剰に摂取すると、ガン発症リスクが高まるという。中国広播網が伝えた。

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張くんが調査を始めたきっかけは母親のささいな一言だった。キノコが大好きな張くんに「キノコは蛍光増白剤が入っているかもしれないから、たくさん食べないようにしなさい」とお母さん。これを聞いて、蛍光増白剤とはなにか、なぜキノコに使用するのかと興味を持ったという。

先生の助けも借りて、蛍光増白剤について調べた張くんは、中国農業大学微生物研究所に在籍する知り合いに頼み、紫外線検査機を使わせてもらうことに。この機器は四川省で蛍光増白剤の検査に使われているものとまったく同じだったため、先生は四川省の検査マニュアルを張くんに与えた。

後は市場で買ってきたキノコをマニュアル通り、検査していくだけ。すると、16サンプルのキノコの90%に蛍光増白剤の残留が認められたという。専門家は張くんの検査手法はきわめて正確で100%信頼できると絶賛したが、北京市工商局関係者は「科学的な検査ではない」と批判している。(翻訳・編集/KT)

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