102歳の旧日本兵が死去、65年間無料診療続ける―山東省済南市

Record China    2010年12月2日(木) 20時18分

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1日、山東省済南市で旧日本兵の山崎宏さん(102)が亡くなった。山崎さんは同市で65年間、無料診療所を営んでいた。写真は山崎さん(08年10月撮影)。

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2010年12月1日、山東省済南市で旧日本兵の山崎宏さん(102)が亡くなった。山崎さんは同市で65年間、中国で破壊行為を行った罪を償うために無料診療所を営んでいた。2日付で斉魯晩報が伝えた。

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山崎さんは1908年生まれ。1937年に旧日本軍第10歩兵師団に従軍して中国の地を踏み、1938年4月に軍隊から脱走、そのまま済南市にとどまった。1945年に日本が投降した後は同市で診療所を開設。それから65年間、中国で行った破壊行為への償いとして毎週土曜日と日曜日に市民への無料診察を続けた。2009年には日本の内閣総理大臣賞を受賞している。

亡くなった知らせが伝わると、山崎さんの自宅には近くの住民が次々に弔問に訪れた。山崎さんは死後に検体することを希望していたため、2日、遺体が警察病院に引き取られた。診療所の机には「誠心誠意、人民に奉仕することが最高の美徳」と書かれた紙が今も残されているという。(翻訳・編集/NN)

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