<北朝鮮砲撃><レコチャ広場>中国の仲介外交はなぜ冷たくあしらわれたのか?―中国

Record China    2010年12月4日(土) 23時33分

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2日、著名な中国人ブロガー、田一楓氏は「中国の仲介外交はなぜ冷たくあしらわれたのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は上海万博の北朝鮮館。

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2010年12月2日、著名な中国人ブロガー、田一楓(ティエン・イーフォン)氏は「中国の仲介外交はなぜ冷たくあしらわれたのか?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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北朝鮮による韓国砲撃事件を受け、中国が連日、仲介外交を展開している。ここまで積極的な中国は前代未聞だ。今回の仲介外交の重点は一言でいえば「話し合いの勧め」。だが、中国がこれほど力を入れたにも関わらず、思ったような結果は得られなかった。6カ国協議の緊急代表者会合を開催しようとの呼び掛けに日米韓からやんわりと断られたほか、当事者である北朝鮮でさえもいまだに何の反応も示していない。

なぜこのような事態になったのか?それは、今回の事件に対する見方や各国の立場が異なることに加え、会合自体にあまり魅力がないと思われたことに原因があるのではないか。中国は平和的な「話し合い」での解決を一貫して主張してきたが、日米韓が信じているのは「砲艦外交」だ。すぐに手を出すわけではないが、北朝鮮に対し常に軍事的な威嚇が必要だと考えている。

各国は北朝鮮を話し合いの席に就かせることなど、もはやどうでも良いことになっている。北朝鮮も米韓が合同軍事演習を行っているさなかに穏やかに話し合おうなどとは思わないだろう。話し合いの場を設けても、何の結果も得られないことを知っているのだ。そのため、合同演習が終わっても緊急会合が実現する可能性は薄い。

中国の仲介外交は期待したような結果は得られなかった。だが、中国は言うべきことは言った。少なくとも温度を下げる作用はあったと思う。中国は今後も数カ月間は、各国に軍事演習などの事態を悪化させるような行動は慎むよう訴えていくべきだ。そして、朝鮮半島情勢が冷静さを取り戻したら、話し合いが再開するようお膳立てすれば良い。

だが、米韓は来月にも軍事演習をすると言っている。韓国も単独で実弾射撃演習を行っているようだ。このような状況が続くようであれば、中国の「話し合いの勧め」の努力が報われることはないだろう。(翻訳・編集/NN)

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