2010年12月12日、中国新聞社によると、ここ数年中国で女性・児童相談所への相談件数が増加しており、年間で40万件近くに上ることがわかった。相談内容は婚姻や家庭の問題、労働や社会保障の問題、財産問題、人権問題等、多様化・複雑化の傾向にあるという。

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さまざまな原因から、中国の農村部に住む女性が土地の権利を奪われる現象が依然存在しており、嫁入りや離婚、死別等を経験した女性が、区画整理による補償や経済組織の配当等において、強制的にその権利を奪われたり、不当に補償基準を下げられたりという現状がまかり通っているという。

11日に福州市で行われた福建省の女性児童司法権利維持作業会で、中華全国婦女連合会の甄硯（ジェン・イエン）副主席は、女性と児童の権利を守る働きの実効性追求を強調、これらの施策は女性や児童にとって最も直接的、現実的な権利と利益に立脚しなければならない、と述べた。今後、各婦女連合会が密接な連携を取りながら、婦女児童の売春、強姦等の犯罪行為の撲滅に取り組んでいくことになるという。（翻訳・編集/中原）